黄斑変性症の原因について

2.黄斑変性症の原因について

眼中の「網膜」にある毛細血管が目詰まりすると、血液が流れなくなるため、 網膜細胞は酸素と栄養が不足し、新しい血管を生じさせます。

これが「新生血管」 と呼ばれ、黄斑変性症の原因となっています。


主な原因である「新生血管」とは?


黄斑変性症

この新生血管という血管は「生体反応」です。正常の血管とは違い、 血管の壁がとても薄く、すぐに破れて出血します。 出血した血液が網膜の中へ漏れると、網膜は浮腫(ふしゅ)という状態になり、視力が低下してしまいます。

新生血管の図 硝子体の図


黄斑変性症と”活性酸素”

「黄斑部」は、紫外線をまともに受けます。 そのため活性酸素が発生して、視神経の脂肪やタンパク質を酸化させます

この時、目や体の中に「抗酸化酵素」や、酸化物を吸収・分解する酵素の量が充分であれば問題ありません。

ところが、老化やストレスによりこれらの酵素が不足していると、 黄斑部は活性酸素によりにダメージを受けてしまい、黄斑変性症が発症します。

これに対応するためには、体内や目の抗酸化物質を増やすこと。 そのためには、抗酸化性の栄養素を積極的に摂ることが重要 です。

また、

 ・ 過激なスポーツ
 ・ たばこ、アルコールの飲み過ぎ
 ・ ストレス過剰

などに気をつけて、外出時にはサングラスを着用し、紫外線を受けないようにします。そして、最も重要なのが、

・ 食生活の見直し

です。 抗酸化性物質を含む食事や、サプリメントを上手に活用して、積極的に対策をします。



黄斑変性症の治療法とは?

治療方法には、

 ・ レーザー治療
 ・ 薬物治療
 ・ 放射線治療

を症状によって選択します。なかでも一般的な治療法が、「光凝固」という方法で、網膜にレーザーをあて新生血管を焼き固める方法です。

しかし、リスクもあります。レーザー光線によって「網膜」を傷めてしまい、逆に視力が低下してしまう危険性もあります。

現在では他の方法も不確定要素がまだまだ多いため、決定的な治療法は確立されていません


体が老化すると目も一緒に老化します。目が悪くなると、どうしても目だけの治療に集中してしまいますが、実はそれだけで解決することはできません

いずれにしても、黄斑変性症が発症した場合、

 ・ 症状の進行を食い止める
 ・ 新生血管を発生させない
 ・ 網膜細胞を強化させる
 ・ 弾力のある毛細血管を取り戻す

これらに注意して血流をよくすることが重要です。


それには食生活を見直し、抗酸化性物質など、有効な栄養素を積極的に摂取することが必要になります。